獄中47年・袴田巖死刑囚に再審無罪を!


THE HAKAMADA CASE
ENZAI             袴田巖さんの再審を求める会

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略年表
 捜査と裁判
1966(S41)年 6月30日 事件発生。
静岡県旧清水市の味噌製造会社専務宅が放火され全焼。
焼跡から専務と妻・次女・長男の他殺体を発見。
会社の売上金約8万円が奪われたとされる。
  7月4日 静岡県警が事件現場近くの味噌製造工場と従業員寮を家宅捜索。
住込み従業員だった元プロボクサーの袴田巖さんの部屋から、微量の血液が付着したパジャマを押収し、深夜まで事情聴取。
  8月18日 静岡県警が強盗殺人・放火・窃盗容疑で袴田さんを逮捕。
  9月6日 勾留期限3日前に袴田さんが犯行を「自白」。
  9月9日 静岡地検が住居侵入・強盗殺人・放火罪で起訴。
  9月13日 清水郵便局内で「イワオ」と書かれたお札などが入った差出人不明清水警察署宛封筒を郵便局員が発見。
  11月15日 静岡地裁の第1回公判で袴田さんが犯行を全面否認。
1967(S42)年 8月31日 味噌製造会社従業員が工場内味噌タンクから「5点の衣類」を発見。
  9月12日 静岡県警が袴田さんの実家を家宅捜索し、「5点の衣類」の一つである鉄紺色ズボンの共布を「発見」・押収。
1968(S43)年 9月11日 静岡地裁が死刑判決。
東京高裁に控訴。
1969(S44)年 5月29日 控訴審第1回公判開廷。
1971(S46)年 11月20日 「5点の衣類」の装着実験が実施され、袴田さんには鉄紺色ズボンがはけないことが判明。
1976(S51)年 5月18日 東京高裁が控訴棄却。
  5月19日 最高裁に上告。
1980(S55)年 11月19日 最高裁が上告棄却。
  11月28日 最高裁に判決訂正申立。
  12月12日 最高裁が判決訂正申立棄却。死刑判決確定。
1981(S56)年 4月20日 静岡地裁に再審請求(第1次)。
1994(H6)年 8月8日 静岡地裁が再審請求棄却。
  8月12日 東京高裁に即時抗告。
2001(H13)年   「5点の衣類」のDNA型鑑定で「鑑定不能」。
2004(H16)年 8月26日 東京高裁が即時抗告棄却。
  9月1日 最高裁に特別抗告。
2008(H20)年 3月24日 最高裁が特別抗告棄却。
  4月25日 静岡地裁に再審請求(第2次)。
2009(H21)年 7月24日 静岡地裁で第1回三者協議開催。
2010(H22)年 9月13日 第4回三者協議で検察が初めて未提出証拠の一部を開示。
2011(H23)年 8月23日 静岡地裁が「5点の衣類」のDNA再鑑定の実施を決定。
  12月5日 静岡地裁が静岡地検に対し初めて証拠開示を勧告。
  12月22日 鑑定人2名がDNA再鑑定の鑑定書を提出。弁護人推薦の鑑定人が、「5点の衣類」付着血液と被害者血液は一致しないと判定。
2012(H24)年 2月10日 静岡地裁が袴田巖さん本人のDNA型鑑定の実施を決定。
  4月 鑑定人2名とも「5点の衣類」白半袖シャツ右肩付着血液のDNA型と袴田巖さんのDNA型は一致しないと判定。
  現在 静岡地裁で三者協議継続中。

 人身保護
1992(H4)年 2月28日 東京地裁に人身保護請求(第1次)。
  7月27日 東京高裁に人身保護請求(第2次)。
  8月5日 東京地裁が第1次請求却下。
最高裁に特別抗告。
  12月18日 最高裁が特別抗告却下。
1993(H5)年 1月13日 東京地裁(高裁から移送)が第2次請求棄却。
1995(H7)年 4月4日 東京高裁に人身保護請求(第3次)。
1998(H10)年 6月25日 東京高裁が第3次請求棄却。
2008(H20)年 1月13日 日弁連人権擁護委員会に人権救済申立。
2011(H23)年 1月27日 日弁連が法務大臣に死刑執行の停止と適切な医療を施すことを求める勧告書を提出。

 恩赦
1989(H1)年 3月14日 東京拘置所長に恩赦(減刑)出願。
2005(H17)年 11月14日 中央更生保護審査会に恩赦出願理由補充書提出。
2007(H19)年 9月20日 東京拘置所長に恩赦出願の結果に関する弁護士会照会実施。
  9月27日 東京拘置所長から「現時点まで却下通知はない」旨の回答。

 成年後見
2004(H16)年 2月20日 静岡家裁浜松支部に後見開始申立。
2005(H17)年 3月 東京家裁から鑑定依頼を受けた精神科医による東京拘置所での問診を袴田さんが拒否。
2007(H19)年 5月16日 東京家裁調査官2名が東京拘置所で面接調査実施。
  5月18日 東京家裁調査官が調査報告書提出。
  8月27日 弁護団が日本精神神経学会に袴田さんの精神状態に関する意見書作成依頼。
  10月16日 日本精神神経学会から指名された精神科医が東京拘置所で問診実施。
  10月23日 東京家裁から鑑定依頼を受けた精神科医が東京拘置所で1回目の問診実施。
  10月25日 同精神科医が2回目の問診実施。
  11月7日 同精神科医が東京家裁に鑑定書提出。
2008(H20)年 2月11日 同精神科医が東京家裁に鑑定結果補充・訂正書提出。
  6月27日 東京家裁が後見開始申立却下審判。
  7月10日 弁護団が東京高裁に即時抗告。
  8月11日 日本精神神経学会から指名された精神科医が弁護団に意見書提出。
  10月10日 東京高裁に即時抗告理由補充書提出。
  11月7日 弁護団が病院移送と死刑執行停止を求める申入書(精神科医の鑑定書および意見書添付)を法務省に提出。
  12月19日 東京高裁が即時抗告審で原審判破棄・差し戻し決定。
2009(H21)年 3月2日 東京家裁が保佐開始の審判。姉の袴田ひで子さんを保佐人に選任。
2012(H24)年 4月24日 東京家裁に後見開始申立(第2次)。

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